入社年:2013年(勤続10年) 所属:設計部 DDグループ
もやしは日々の生活に欠かせない野菜である。工場で安定して、大量に生産できるに対して、高いレベルの技術が必要である。大生機械は、中小企業にもかかわらず、世界のもやしの栽培から、加工包装まで完全サポートできる企業である。世界中に品質のある工場生産でないところにおいておおきなもやしビジョンに強く惹かれ、自分が学んだ機械工学の知識を生かせ、もやしビジョンに貢献できると思い、入社を決めた。
主にもやしを搬送するコンベアの設計である。機械と機械を繋がり、機能によって種類も多い。見た目がシンプルなコンベアだが、意外に同じ物が見つけない。お客さん毎の工場状況が異なるので、コンベア一台ずつに対するリクエストが変わってくる。お客さんの要求に満足するため、形状変更や詳細部分に工夫を加えるとコンベア一台一台がオンリーワンになる。その中にできた共通できる改善点も常に新しいコンベアに応用している。
あるお客さんから生産中に根取り機械からこぼれて、排水に流された良品もやしを回収したい。その装置の設計は自分に任された。既存の機械の構造を変更せずに取付しなければならない。いままでのない装置だった。何日も悩みながらアイディアを絞り出した。最初に網の構造で試したが、すぐに目詰まりことになった。案を変更し、ローラーを回転しながら、良品もやしとカスを分離することを考えた。それで、繰り返しテストをして、条件を極めてから良品もやしの回収ができるようになった。
業務は同じものがないので、日々勉強の毎日である。機械もすこしずつ改良や更新していく。それに求められる知識が多くなってくる。機械は組立完了後、電気の制御が必要である。機械の性能や寿命などに電気制御からも大きな影響も与えている。機械を自分の思う通りに動かしたい、いまのままの自分なら、電気に関する知識レベルは、あまりにも足りない。電気制御に関する知識が習得できれば、問題解決能力がアップする。機械を設計する時、新たな視点から構想できる。付加価値の高い製品が生み出せると思う。
大生での設計の仕事って単なるパソコン上の作業のみならず、現場でもよく鍛えられる。客先からの要望を確認、それからアイディアを練り、実際に実用性を検討し、図面上にイメージを具現化する。さらに、この部品や機械を実際に使用する時、搬送の時、メンテナスの時など前後工程のことを含めて考慮しなければならない。全体を見ながら何回も製図を修正していく。出来上がった部品や機械に自分で調整、機能を果たす。自分が苦労してから、最後に完成できた時、心の底から達成感を感じる。